楽響



妄想図


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創造の起点を根幹から生成するか。
末端の細々とした火柱の一端を担うか。

創造の起点が故に己に多大なダメージを被るか。
末端が故に片手に少々の傷を負うか。

怯む前に創造するか。
創造する前から怯むか。

末端の行方を考慮して広がるか。
生成したが末端の行方を見ずに果てるか。

色の違いを末端の形状で統一するか。
形状の違いを末端の色で統一するか。

一枚の真の絵を描くことが出来るか。
描く途中で見失うか。

暗闇がゆえに明暗を強めるか。
暗闇が故に暗黙するか。

末端が故に更なるスピードの増加があるか。
末端が故に停滞しぼやけるか。

基調の変化を規定するか。
様々な変化を許容するか。

まず起源の軸を己で定める程、磨き上げたものがあるか。
ないか。



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# by rakkyouh | 2013-12-24 22:42

秋の夜長。

およそ釣り好きの読書子であれば、通る道は似かよるだろう。

釣りと文学、この連鎖を求めるにあたり立ち止まるのが

開高健である。

他の名を挙げれば井伏鱒二、幸田露伴、椎名誠、野田知祐、等々、様々であるが、

ずば抜けて開高文学は深淵で広大であり、宇宙的に世界を広げ、我が内面性に突き刺さる。

その作品に触れた瞬間に、

感服するのはその表現力、それを成し得た人間力である。

それまでの経験から出来上がった自己の

鼻っ柱の無根拠に強い、若い意識は崩壊し、

尻尾を巻いて逃げる、あるいは完敗といった感覚を思い知る。

それではその人間力はいかなる土台をして成し得たかを推し量るに

文中に現れる名だたる名士達の本を我負けじと片っ端から読む。

この連鎖において必ずやドイツ哲学にブチアタリ、

いっぱしの哲学研究家気取りの自己を形成する。

ところが、この優れた歴史ある作品に感服しまたもや更なる名士達が名を連ね、

果てしない連鎖を再び巻き起こし、

デカルトの我思う故に我あり、ニーチェの超人説、ショーペンハウアーのスノビズム、

ゲーテ、カント、スピノザ、

我が本棚には薄茶色をベースとした赤や青帯の付いた岩波文庫が並びだす。

ひとたびこれらを読みつつおると、開高書籍の幅はさらに膨らみ、

日本人においては小林秀雄の哲学、岡潔の数学ありきの感覚論、そうそうたる優れた作品にぶち当たる。

ひとたび異なる方向新大陸に目を向ければ、孤独なソロー、その師エマソン、ヘミングウェイ、

またもや優れた作品にぶち当たる。

それではその前には何があったのか?

アリストテレス、孔子孟子、強いては日本書紀、創世記、ヨブ記、文学はどこまでも遡る。


完成度の高いもの、

すなわちあらゆる経験を通じて高みを目指した結果におけるもの、

これらは我が人生においてモヤモヤとして感じているものの言葉にできない部分を表現しきっている。

我が感覚、思考がそのモヤモヤすら感じられぬ場合、それらを読んだとしても

全くつまらないものであったはずである。

ということは、

我が釣り道においてストイック的思考の結果的感覚が

それらと、モヤモヤとでもリンクしていると考えれば、

開高文学の虜、あるいは中毒的な世界の発展系は、

突き詰める価値のあるものであった、あるいはまだまだ深化するものであると言える。


秋の夜長に読むべき、経験すべき文章、

これらは、

我が知性に大きく働き、深化を手助け、あるいは先人の悟りと我が回答の答え合わせ的に作用し、

ストイック的な釣り人の内面深化における喜びを倍増させるものである。


我思う、

釣りはヘラにはじまり、ヘラに終わる。

読書は開高にはじまり、開高に終わる。


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# by rakkyouh | 2013-11-19 23:55 | トラウト

カンツリ修行

いざ巨大鱒カンツリへ。
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開始数投で太腿程の太さのある一匹が掛かる。
通常、我輩の腕では一日やって3、4匹だから、とても幸先がよく、
心に驚く程の余裕が生まれる!

色々なルアーを試す。
場所は広大で5gを全力遠投できるが、
過去の経験上、遠投では着水時のリアクションでしか、かからない。
30回投げて1回あるかないか、あるいはもっと希有である。
しかもその後、はるか遠くから巻いてくるのが面倒なのである。
このサイズのスプーンでは、巻いてきてもほとんど釣れたことがない。
なのでスプーンはチビッコを使って手前で釣る。
1gで表層、カケアガリを狙う。
着水後に巻き始め、すぐにアタル。
カケアガリと着水点の間に数メートルの釣れないゾーンがある。
これは本栖湖でも同じ現象がある。

一方、深いところはどうやっても魚の釣り方がわからない。
他のカンツリでは底引きなどをすれば釣れるが、
ここではごく稀にしか釣れたことがない。やらないゾーンに認定済み。

1g手法もたまにアタルだけで、すぐに無反応になる。
すいていれば、直角コーナーを利用し、曲がった先のカケアガリに向かって投げて、
おいしいところを2回利用することが出来る。

ここで、キャスティングの売れ残りコーナーで100円で購入した変わり種を使う。
スプーンもすぐにアタリがなくなり、
クランクも全く無反応である。
せっかくだからと100円を使ってみると一匹かかる。

その後、波がおさまると、目の前15メートルほどのところに魚が多く浮いている。
せっかくだから100円を投げてみると、追いかけてきて反転する数が半端でなく、
すぐにかかる。
毎度毎度、驚く程追いかけてくる。
すぐにかかる。
ものすごく釣れる。
試しにスプーンを投げてみると、飽きている。
再度100円を投げると、
すぐにかかる。
色違いがあったので試してみたが、
無反応である。
結局、この100円の1色のみがものすごい効果を発揮した。

1日を通して釣れる。
スレルことがなかった。

あまりに釣れたので
上手い人からすると、イワユル卑怯な道具なのかも知れない。
ルール違反でないので
その辺のコダワリは我輩、特にもたぬため、
切られたりしないよう気をつけて使う。
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結果、驚きの21匹!
しかも全てが50オーバーであり、
50付近のものはものの数秒で網にすくえるが、
70オーバーの物凄い奴らは1分以上かかる。

本日、過去最高の満足度。
しかし、
経験上、
季節やコンディションが刻々と変わる為、
同じ手が再度通用する気が全くしない。
これもここの面白い所である。


さ、次は秋味!

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# by rakkyouh | 2013-11-11 21:04 | トラウト

秋本栖

鬱屈デ暗ヒ驟雨ノ中ヲ
湖畔ヘトエイサエイサト馳セ参ズレバ
周囲ジワリジワリト明度増スルニ従ヒ
富士ヤマカラノ風ビュウビュウト強ク
前夜二思ヒ描イタ心地ヨヒ早朝ノ情景モ吹飛ビ
大波立ツ湖面二向ヒ
イザ大鱒ヲ引キ出サント疑似餌ヲ投入ス。

早朝ノ麦酒ヲススリツツ
頃合ヒデアロウト思ワレタ
早朝七時モトウニ過ギ去ルニ
魚信ノヒトツモ現レルコトナキ故
ツヒニ
我ガ8米ノ長竿ヲ
ヨイサヨイサト伸バシツツ
蛍光ノ浮子ヲ取付ケナガラ
エイト針先二
イクラヲ装填ス。

疑似餌ニテ得ラレル結果二対シ
餌釣リデノ結果ヲ比ブレバ
自ズトソノ実力ノ差ガ比較サレルト思ヒシニ
本日疑似餌ト餌トヲ持参ス。

浮子ハ波間デ揺レナガラ
我ハ何スルコトナク浮子ヲ見ツメシ在リ。
タバコナドフカスモ退屈セルニ
ヤレ疑似餌デモセントヒトタビ巻キクレバ
小サナ鱒ガ食ライツキ
我ボウズノ袈裟ヲ疑似餌ニテ脱ギ捨テル。

刻々ト時ガ過グルニ従ヒ
我モ足場ヲ変ヘツツ岬ノ先端へト到達スレバ
今度ハ浮子ガスイスイト
気ガツケバ3タビ鱒ヲ釣上ゲル
浮子ヲミツツ疑似餌ヲ投ズレバ
巻キ途中ニテ浮子ガ沈ム故
疑似餌ヲイソイソト放リツツ
長竿ニテ鱒ノ引キヲ味ワウ也。

気力途絶ヘ納竿ス。昼也。
結果
疑似餌ニテ鱒一尾
餌ニテ鱒三尾、ウグヒ一尾也

疑似餌ニテノミ釣行二訪レル折リ
鱒ノ存在ヲ否定スル我在リ。
否、
湖面ノ下ニハ数多ノ鱒在ルコト
本日ノ実験ニテ明白也。


増々ノ精進不可欠ナルコト明白也。
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# by rakkyouh | 2013-10-22 23:12 | トラウト

木彫り。

久々にアシストフックを作るために棚から必要な道具を取り出す。
最近目にしていない彫刻刀やらが目に入る。
ミノーを作るはずのバルサが、片隅に長いこと放置されている。
むむむ、
ミノーなど忘れ
気持ちがままに鱒の姿を彫りだしてみようと思った。

結果、なかなかに
矢口高雄の描いた鱒のように、気高く、強靭、排他的な雰囲気が出たかと。



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# by rakkyouh | 2013-09-29 19:12


気品溢れる鱒族を求めて。自己満足型随筆集
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