楽響



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アシストフック美学

針に糸を巻く。アシストフックだ。
獰猛な鱒のかかったフックと硬質頑固な金属スプーンの連結部分を
それはそれは柔軟な態度でいなしてくれる、素晴らしい性格を持ったものである。
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今回、これまでの経験上で気付いた部分を書き記す。

美しい鱒と美しく対峙すべく、見た目にもこだわりを。
作業にあたっては、まず針と糸の組み合わせを考えることから楽しめる。
糸はフライ用品を使う。フライを作ったことのない人であれば、
お店で
スレッドください、というと買える。
様々な種類があり、太めの糸、細めの糸がある。
経験によってわかったことだが、
太めの糸は余程気を使わないと巻き味が荒くなり
表面が凸凹になる。
逆に
細めの糸では、巻き味が繊細になる分、巻く回数が太めの糸に対して倍増する。
下の写真ではシルバーが太く、ワインレッドは細い。
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巻いた後の糸の表面の平滑さでは、細いほうがキメ細やかになり、均等になる。
より平滑であることは、より綺麗に見えて美しい。
また、同じ巻き方をすれば細いほうが糸を巻いた部分全体が細いから、より針の懐が深くなる。

色の組み合わせも面白い。
針の色はある程度限定されるが、巻く糸はそれこそ無限のように用意されている。
一方、肝心のスプーンにつなげる部分の軸糸に関しては、
ケプラートが機能上一番であると考えるが、色が地味である。
今回は別案として蛍光のリリアンを使ってみた。
 
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他の針の選択肢もいろいろある。
ススキ、ムツなどは、形状が特徴的で、色も面白い。
根掛かりの多い場所で使うことが多いので
針先が最初に岩に当たりそうな形状は避けることにした(ex.海津)
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こうして様々なパターンを準備すると、
眺めているだけでも楽しくなる。
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余談だが、
2016年、決めたこと。

普段使用する場所においては、1日のうちでの鱒のアタリがほんの数回あるかないかであるから、
よりシンプルに水底への集中力を高められるよう、今後使用するスプーンはシルバー1色のみのラインナップとした。
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アシストフックの方で色遊びをしよう。
これで、現場でのスプーンの色選びという悩みが一つ減った。
(色が合わなかったという言い訳は捨てる)

釣れるときは釣れる、これが経験上感じた現実である。
心が折れなかった者だけが出会える鱒。
心が折れそうになったら、風が吹き始めた瞬間、鳥が騒ぎ出した瞬間、
とにかく何かしらの変化を自ら探し出し、肯定し、それを時合いだと感じよう。
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by rakkyouh | 2016-02-20 19:20


気品溢れる鱒族を求めて。自己満足型随筆集
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