楽響



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様態

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火のように、
ひとたび生じたならば昇り続けるさま。
水のように、
ひとたび生じたなら下り続けるさま。
狭間にあり、
己が炎の端末であるがため渦巻き
水と戯れるものであるか。
己が水流の端末であるがため渦巻き
炎と戯れるものであるか。

その性質上、
水とは様態の変化により永遠であるが、
炎は偶然生じた後に消え失せるものである。


様態の変幻自在である自然は永遠であり、
我々は生命があるがため偶発的である。

この例え話からすると、

我々はどうやら、
燃え広がることが前提の性質らしく、
一度ついた火の如く、
全てを燃やそうと勢力の拡大に全力を尽くし、
その願いが果てたなら、潔く消える。

そんな感じのものらしい。
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by rakkyouh | 2012-01-18 23:10

2012 自戒:釣り人として

蒼い山脈に埋もれた 
雪所々残る モノトーンの湖岸にて
夜明け鳥の 
冬景色濃い森に 静かに唄い始める頃の
岸近くに佇む 
彷徨い鱒の ようやく見え始める頃の 
風もなく 
ヌメリ、ネットリとした湖面に 
彷徨う枯れ葉が一つ
ネチョリと吸い付くように 訪ねれば 
サラリとした波紋が 
音も無く 
しかし
静寂を破る

夜明け鳥は 
その波紋の広がりに吸い寄せられるように飛び立ち 
渇いた羽音を響かせ たちまち木立を震わせ
湖面にその姿を一直線に反射させ羽ばたき
瞬く間に波紋を追い越し 小さくなる

彷徨い鱒は
夜明け鳥の姿に瞬時に身を翻し
その動きで尾びれが水面をバシャリと叩き
そのせいで波紋は幾重にも広がり
岸には波が打ち寄せ
水中では鋭い波動が
生き生きと湖中に広がり始める

 
一方、

街では
ぬくぬくとした部屋で 人間が
テレビなどの映像に一喜一憂し 何かを食べるなどして
ほとんど動きのない風景に身を置き 
映像から直接何かを手に入れているように感じ
自己満足に浸り 無考である

全く感覚的には動きのないことを
彼らが気付き 示さねば
牧歌的な風景の 景色を眺めている牛と同様に
無感覚な表情とならざるを得ない 



湖畔は

大胆な音の変化、動きのダイナミズム、我らの感覚を刺激するものに満ち
それらから 我らは 
世界を自分なりに表現する一滴を汲み取ることが出来る
これは 算数という例え話とは別の 立派な方法である


解禁までもう少し!
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by rakkyouh | 2012-01-03 23:36


気品溢れる鱒族を求めて。自己満足型随筆集
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