楽響



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釣人の本質

釣りに関して、
一投一匹のような川に出会ったとすれば、そこでの満足度は非常に高い。
しかし、2晩連続のカレーに飽きるように、
同じ手法で望むのであれば、次なる釣行は
さらなる大物が期待出来る川へと向かっているはずである。
我々は自分に対して満足度の向上を求める。

人に関して、
動物と比較して、
動物が毎日同じ餌を獲って食べているところをみると、
日々我々の食に選択肢があるのは、我々独特のものである。
実際は動物も毎晩献立を変えたいが、
狩りの選択肢に余裕がないために、同じものを食べているのかも知れぬ。
我々には、単なる食欲を越えた”余裕が生じる欲”があることを意味する。

以上、
釣りは我々に常に満足度を上げることを強い、人は”余裕が生じる欲”に支配される。
”余裕が生じる欲”とは最低限、食事の選択肢を増やすという単純な例えだが、
ファッションや何かの流行にもあてはまり、大きく捉えれば、
成長しつづける社会とも言える。
この流れは止まることはなく、誰にも止めることが出来ず、
海のように辿り着く場所もなし。
その流れの複雑な色合いは、我々一人一人である。
その色合いの一つがどれだけ澄んでいるかどうか。
釣りを通した単なる己との対峙が
その透明さを増すことを知っていることにこそ
釣人の本質がある。
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by rakkyouh | 2010-06-23 22:31


気品溢れる鱒族を求めて。自己満足型随筆集
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