楽響



<   2009年 12月 ( 4 )   > この月の画像一覧


暮レザレゴト

1 休みに入り、すかさずカンツリへ。

 日々の頭に湧いた膿を消すためだけに向かったのだが、
 想定外のナイス虹鱒!
 おお、こいつはモトスのブルーバックの様なキレとトルク!
 おお、川の野生化個体のみが見せるボディを貫く鋼のような芯!
 眠っていたベニョンベニョンの長ネギのような竿で味わう素敵な時間!
 片手で戦うのってこんなにつらいのっ!ってくらい長かった。
 上がってきたのは美しく再生した綺麗な虹鱒。想定外満足。
 しかし、こういうことがあると、モトスに行きたくなる。レンタカーかなー・・・。
f0167000_2222770.jpg


2 レギュラー陣見直し。

 今年頭、軽くて見た目が良さげな管釣り用リールを、渓流用に通販で購入。
 実際、渓流で使っていて特に問題はなかったのだが、ふと思った。
 ハンドルが短い!カンツリで使っていて気付いた、
 魚がかかってから急いで巻かないと外れる!そういえば渓流でも、ミノー操作時、
 アラレちゃんの足の様に常に左手がキィーン!って回っていた様な気がしてきた!
 問題があったのだ!
 色々考えた挙げ句、彼は中古釣具屋さんにて変身したのだ。
 そう、夢の軽量パワーモデルへ! 
f0167000_2224099.jpg


3 道具と酒

 全く世の中には、
 釣りに行って気付いて、こうしたらどうなのか?と
 自問自答して出した回答にピッタリの商品が溢れている。
 買う。
 眺める。
 お酒が似合う。
 呑む。
 酔う。
 眺める。
 呑む。
 巻く。
 つなぐ。
 振る。
 呑む。
 針先を確かめる。
 呑む。
 道具の整理をし直す。
 呑む。
 ・・・。
f0167000_2225646.jpg


4 余った絵達を適当に載せて、本年にさようなら。

f0167000_2244685.jpg
 
波間から、人は魚にどう映っているのかを、じっくり考えてみたい。
そして、釣りの相手は変えぬが、スタイルにもう少しゆとりと洒脱な感じを。
f0167000_2251847.jpg
 
それではよいお年を!
[PR]
by rakkyouh | 2009-12-29 02:41

街鴉

私はとある、それは閑静な起伏の豊かな街に住む鴉でございます。

めっきり冷え込み、ふらりと動くのも億劫なこの季節、
冬らしい陽光が頭上から差し始めた頃、いつものように散策に出ようと
鬱蒼とした森の切れ目から拓けた池の方へふと顔を覗かせ、辺りの様子を伺いますと、
それはそれは肩を落としながら車に乗り込む人間の姿が目に入りました。
普段、その池では、周囲を人間がぐるりと囲む様に立ち並び、
各々方が美味しそうな魚を釣り上げております。
それはそれは嬉しそうな人間の顔が池を包み込むのが常でございますが、
今日目にしたその人間の顔は、薄暗く、あきらめが立ちこめ、
鴉ながらに、もう二度とここに現れまいという確信を得られる背中でございました。

私ども鴉の中にも色々な性癖の者がございまして、
初めて目にする人間を観察することに喜びを感じるものがございます。
森の周辺では、近隣の住民、池に訪れるもの、それほど真新しい人間はございません。
しかし今日、そんな彼の目に留まっていたものが、偶然私の気がかりとなった人間だったのです。
私は散策の時間でしたが、好奇心から彼にその人間の様子を伺うことにいたしました。
以下、彼の話を。

ちょうど今から2時間前、昼飯の調達に出かけようとした所、その人間は池に現れました。
初めて見る顔であり、気になって腹の空いていたのも忘れ、様子を伺うことにいたしました。
彼はまず車を降り、池を眺めること数分。周囲と同じ様に魚を獲りに来たようでありましたが、
どこか浮かぬ表情で、意を決した表情をなされた後、小屋に入り、車に戻り、道具を出し、
池のほとりに立たれました。そこからは周囲の人間と何の違いもございません。
同じ様に動き、魚を獲り、何故か池に戻し、その繰り返しでございました。
私もそろそろ観察に飽き、さて昼食に立とうかと羽を伸ばしたのでございますが、
その人間の一連の動作が停止いたしました。
その人間の隣りに現れた者が米粒の様な物を投げて魚を連続的に獲る姿を見たのち、
その人間は前を向きながら憂いの表情を隠しきれないのを私は見逃しませんでした。
さらに肩を並べる様にその人間の隣りに別の人間が入ってきたとき、
その人間は遠くを見つめ、憂いの表情を浮かべておりました。
その人間は投げる回数が減り、止め、歩き始めました。
対岸には人一人分だけ空いている場所が見えますので、その人間はそこへ行くのでしょう。
しかし、辿り着いたその人間は、
地面に水平に置かれた道具と、後ろから近づく足音に気付かぬ振りをし、
その場所を通り過ぎました。
するとそのまま歩き、階段を降り、車に乗り込んだのでございます。

・・・と、彼は一連の流れを私に語ったのでございます。
私は話を聞いた後、思考をめぐらせたのですが、
彼の浮かぬ表情は何なのかを理解することができません。
しかし、観察好きの彼は言いました。
ー 合う、合わないの話ではないでしょうか? ー
そういうと彼は飛び立ちました。

その瞬間、私の記憶の一部が蘇ったのでございます。
彼は大勢とは昼食を共にせず、毎回一人で向かうこと、
そして、数年前にどこかの山奥からたまたまここに流れ着いたこと、

街育ちの私には分からない、彼の源流に通ずるものを、
彼はその人間に見たのでありましょう、
彼の羽ばたく姿は、
陽光に照らし出され、
影の様に現れた哀愁と、空と同色に光る共鳴に
包まれているようでございました。
[PR]
by rakkyouh | 2009-12-19 23:50

カスタム

ふとルアーのリングを赤くしてみる。性能上なんの発展も無し、しかし、
心は、こんなちっぽけなことで簡単にドンドコと踊り始めるのであります。

f0167000_2026789.jpg


ちょっとカンツリで遊んでましたが、
いよいよモトス!
どでかいイワナの釣果など聞くと、またウズウズドンドコ....。
[PR]
by rakkyouh | 2009-12-13 20:44

カンツリとコダワリの境界線。

エブリ週末。
土曜日に本栖で釣れないので、日曜日にそこら辺の管釣りを調べ、赴く。
そうしたらなんということでしょう、ほとんど釣れませんのであります・・・。

管釣りと言えば、
極細糸と極小スプーン、柔らかい竿の組合わせで、糸でアタリを取るという職人の世界。
あるいは、底にひっそりと佇む大物を狙うドラマのある世界。

私の用意は今期揃えた渓流用セット。
これがそもそもの間違いであることは薄々気付く。
PEラインにフロロリーダー&軽量ビシビシ5ftロッド。
どんなに遠投しても、アタリは手元にビシビシ伝わる。
しかし、毎回アタリをバシッと弾く感覚。明らかに全てが硬い。
だってこの竿が使いたいんだもの・・。
ドラグを締めればスレ針が曲がって外れ、緩めれば合わせが弱まりのらない。
なんとも全ての動作にバランスが問われる世界であり、これまた奥が深い。
隣りの人は釣りまくり、私はそれを見ながら舌打ちしたい気分に襲われるも踏みとどまり、
アタリには弾かれ、あるいはジャンプ一番、バラす。
・・・・。

んー。
なんとも悔しくも、コダワリも外しがたい。
しかし、対応策は練ってあるのです。これをこそこそ考えるのがまた、いと楽し。

嬉しかったこともあるのです。
周囲が全く釣れない中、岸際をミノーで攻め、掛け、ジャンプ一番!大バラシ!アピール大。
周囲が全く釣れない中、底ずる引きでかけた、底に巣くう岩魚系(魚種不明)アピール不明。
周囲が全く釣れない中、毎度コツンとする岩の感触に、時々合わせる大げさパフォーマンス!

んー、色々得るものが多そうなため、ちょっとハマってみる必要がありそうな今日この頃。
[PR]
by rakkyouh | 2009-12-08 00:01


気品溢れる鱒族を求めて。自己満足型随筆集
以前の記事
2017年 04月
2016年 12月
2016年 02月
2015年 08月
2015年 06月
2015年 04月
2015年 01月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 06月
2014年 04月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 04月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 06月
2008年 05月
お気に入りブログ
その他のジャンル
最新の記事
2017 中禅寺初詣
at 2017-04-03 22:08
新潟 荒川の鮭
at 2016-12-11 22:59
アシストフック美学
at 2016-02-20 19:20
過剰な道具と夏の終わりの中禅寺
at 2015-08-30 18:15
ALASKA
at 2015-08-16 17:49
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧