楽響



卯の花腐し

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この時期降り続く雨を、ウノハナクタシと言うそうな。
気怠く憂鬱な梅雨に向け、
これまでの快活な新緑に勢いを頂戴した気心を、
”まずは、おひとつ”と、一段階下げるにはもってこいの雨を言う。

ところで、先月今月と数百キロに及ぶ高速移動を繰り返した私にとって、
澄んだ晴空がもたらす新緑は、数時間連続することにより瞬く間に私の目を飽きさせ、
それはそれは怠惰な印象を与えた。

今日気がついた。
いわゆる気分を下げるようなこの雨は、
実は目に飽きた萌えを消すべく、趣向を変え、鼻に風雅な樹木の香りを運んでくれる。
そしてその香りは様々な湖畔の風景を呼び起こし、この時期魅力的な立ち位置を連想させるのだ。

いざゆかん、日光連山。砂浜の続く湖畔の道を歩けばきっと同じいい香りがするだろう、
湖面が遠ざかり、樹木に囲まれた領域に踏み入れば、より豊穣な香りが燻るのであろう。
それらを経て、いざ目指した岩の上に到着すれば、おそらく過去の獲物を回想する。

解禁日の尺レイク、5月初頭の15cm。

さあ、いざ狙うは、
7,5cmのレイク・・・・・       南無。
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by rakkyouh | 2009-05-07 22:44
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気品溢れる鱒族を求めて。自己満足型随筆集
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