楽響



怒りと癒し。

 今度こそレイクを!
 目を血走らせて中禅寺湖に望むこと9時間、結果、沖底の15cmレイク1尾。
 彼は途中から抵抗する力を失い、藻のように針に付いて上がってきたのであった。
 ジグミノーは彼の体調の3分の2の大きさ。貪欲な小物であった・・・。

そんな一日の疲れを癒すべく、鬼怒川でヤマメさんに遊んでもらう日。
大谷川との合流地点に日中、悠々と出かける。

本日の目標
「8mの延べ竿を振り、緊張感のある極細糸でヤマメの快活な引きを味わうこと」

ポイントにはルアー、フライ、10mの長刀を振りかざす方々、色々いらっしゃる。
今日はカジュアルな長刀釣りをするため、本気ベストの代わりに、赤いデイパック。

さてさてと川の小石を裏返し、いるわいるわ、プリプリのクロカワ虫を大量捕獲。
仕掛けを作り、押しの強い流れの脇を流す。普段のルアーとは一味違う繊細さが堪らない。
流れきってのピックアップ寸前でのコツッとアタリ。おお、ヤマメちゃん!
しかしこれは手も竿も仕掛けも伸びきっており、食い込む余地なし。
早速の反応にいるぞいるぞと心ウキウキ。
約2mの川底に、岩があるなと思いながら、脇を通すとカツッカツッと引き込むアタリが!
おおーいいねー、ヤマメちゃん!これよこれと嬉しくなりながら反射神経でチョンと合わせる。
8mの竿をたて、弓なりにしならせる。
下流にくだるか?ヤマメちゃん、しゃがみ込み、地面スレスレ、垂直に竿を立て、
長竿のしなやかさでいなす。この瞬間に勝るモノなし!
下流側の緩流帯に乗せると、一息ついて立ち上がり、勝利を確信する。
さてさてどんなサイズかと頭を水面に出そうするや、プチッと針の結び目が・・・。
そういやハリスが細かった・・・。一瞬見えた顔からすると25cmくらいだっただろう。

日頃の忍耐系の釣りからすると、本日この一匹との争いで全て満足してしまった。
目標達成、癒しとはこういうことか・・

怒る鬼の川にて、新緑を背にし、1人微笑。
おそらく
普段の湖では、殺気立った私の延長線上を、唄いながら微笑む鱒族が悠々と泳いでいる。

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by rakkyouh | 2009-05-06 00:08
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気品溢れる鱒族を求めて。自己満足型随筆集
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